引っ越しネタ、しばらく続きますが、お付き合いください…。
引っ越し自体は急に決まったのですが、
ここ何年か、将来暮らす街をのんびり探していたんです。
犬が来る前は、夫の定年後に移り住もうと考えていたので、
東京都内だけではなく、近県も視野に入れていました。
自然を感じる場所で、せめて2階建てで小さな庭でもあればいいなー、
と考えると、少なくとも東京23区では環境的にも予算的にも無理です。
そんなわけで、隣の県に目星をつけ、ドライブがてら出かけたことも。
でも、いくつかの街を見て、短い滞在時間でもすぐ「ここは違うな」
と感じました。
言葉では説明できない「ニオイ」のようなもの、
雰囲気だと思いますが、ピンとこないのですね。
夫も私も東京生まれ。
私は子どもの頃に千葉県で暮らしたことがありますが、
ほとんどの期間、東京に住んでいます。
両親も東京の人で、つまり東京の外での暮らしをあまり知りません。
そのせいなのかどうか、隣の県を諦めて、
東京郊外の街を見に行ったとき、なんの違和感もなく、
ここなら暮らせるな、と思ったのです。
隣の県を見に行ったときには、東京との違いがあるなんて、
全く思いませんでした。
でもどうやら「ニオイ」が違っていたみたいです。
この点に関しては、夫も私も感じ方が同じで、
それは良かったなぁ~と思います。
言葉にできない感じを共有するって、なかなか大変ですもんね。
そして、今度暮らす街は、なかでも二人ともピンと来た、
すぐ気に入った街でした。
同じ東京都内とはいえ、なんの地縁も土地勘もない場所。
だけど、ここなら暮らせるな、と根拠もなく感じたことが、
家さがしの決め手になりました。
ということで、都心からはかなり離れちゃうけど、
やっぱり引き続き東京で暮らすことにした私たちです。